はかたづけ【博多漬け】

博多漬けは、キャベツと青じその大葉を重ねて作る漬物です。キャベツと大葉を交互に重ねた切り口が、博多織の帯のように見えることから「博多漬け」と呼ばれています。

用意するのは、同じ大きさの小さなバットを2枚、キャベツ2枚、大葉16枚です。

バットの上にキャベツをのせ、塩を少々振ります。その上に大葉を重ね、さらにキャベツをのせて塩をする。このようにキャベツと大葉を交互にサンドするように重ね、大葉が4段になるようにします。最後にもう1枚のバットを上からのせて重しをかけ、20〜30分ほど置けば、全体が馴染んで漬け上がります。

キャベツを重ねるときには、指先で少し押しつけるようにして、パリパリと繊維を軽くつぶしながら重ねていくのがポイントです。こうすることでキャベツと大葉がよく馴染み、切ったときにも層が崩れず、美しい仕上がりになります。

博多漬けの楽しみは、味はもちろんのことですが、何といってもその美しい切り口にあります。キャベツの淡い色と大葉の緑が幾重にも重なる様子を目でも楽しみながら、ぜひ味わってみてください。丼ものの添え物として、また白いご飯と一緒にいただいても美味しい漬物です。

著者

近茶流宗家 柳原料理教室 主宰
博士(醸造学)

東京・赤坂の柳原料理教室で、日本料理、茶懐石の研究指導にあたっている。

NHK大河ドラマなどのテレビ番組の料理監修、時代考証も数々手がける。 2015年文化庁文化交流使、2018年農林水産省日本食普及の親善大使に任命され、世界へ日本料理を広める活動を行う。

ライフワークは江戸時代の食文化の研究と日本料理・日本文化の継承、そして子ども向けの和食料理本の執筆・講義を通した子どもへの食育。

近茶流 柳原料理教室ホームページ
https://www.yanagihara.co.jp