枝豆は大豆の若いもので、別名「あぜ豆」ともよばれます。
昔は田んぼのあぜ道に多く植えられ、畔の強度を上げる役割を果たしていました。また、豆類であるため、窒素肥料を自ら作り出し、田んぼの栄養素を取る心配がありません。最近は、黒豆など大豆ではない種類の枝豆も人気です。
枝豆を茹でるときのポイントは塩をたっぷり使うことです。塩を使うことで色を良くし、味をつけることができます。また、塩をすりつけることで枝豆の産毛を取り除き、食べる際に口に当たらないようにすることができます。
枝豆は時期によって実の入りが変わります。6月頃の若い枝豆の場合、枝付きで売っていることがあります。その場合は、枝を少しつけて茹でて、初物の風情を楽しみます。7月頃は実が入ってくるので、鞘の片方をハサミなどで切り落としてから茹でます。8月頃は実がしっかりと入ってくるので鞘の両方を切り落とします。実の状態によって、鞘に切り込みを入れることで、茹で加減と味の入りが良くなります。
約2分ほど茹でてからザルにあげて、全体に塩をして、うちわで冷まします。鮮やかな色とちょうど良い塩味がついた美味しい枝豆の完成です。
ビールのお供に最高の枝豆。日本だけでなく世界中でおつまみとして人気が出ています。