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小豆島のそうめんの話
私が小さい頃、夏休みのたびに日本中の様々な場所を訪れました。両親の食材をめぐる旅に、私たちも連れて行ってもらったのです。 小豆島に初めて行ったのも、その旅の時でした。 小豆島は面積的には日本で一番小さい島で、周囲200キロほどではあります... -
8月ーえだまめ【枝豆】
枝豆は大豆の若いもので、別名「あぜ豆」ともよばれます。 昔は田んぼのあぜ道に多く植えられ、畔の強度を上げる役割を果たしていました。また、豆類であるため、窒素肥料を自ら作り出し、田んぼの栄養素を取る心配がありません。最近は、黒豆など大豆では... -
7月ートビウオ【飛び魚】
夏が旬のトビウオ。 暑い頃、船で海に出て舳先から見ていると、船と同じほどの速さで飛びながら泳ぐ魚が見えます。それがトビウオです。グライダーのように羽を広げて100から120メートルほどの長い距離を飛ぶこともできます。 トビウオは飛ぶために... -
日本で愛される「香る魚」鮎:その魅力と味わい方
鮎は好きですか? 鮎は日本固有の魚で、神話にも出てくるほど古くから日本で愛されてきました。日本各地で獲れ、夏に楽しめる川魚です。とくに、炭火で焼いた鮎は香ばしく、燻された風味はなんとも言えない美味しさです。 6月の解禁から秋の子持ち鮎の頃ま... -
6月ーサザエ【栄螺】
サザエは海水温が上がってくる4月、5月ごろから多く出回る代表的な巻貝です。海水温が上がるこの時期にサザエの活動が活発になり、漁獲量が増えるのです。 昔は多くのサザエが海人さんによって岩から捕られていました。現在でも、千葉の外房や伊勢、北陸な... -
5月ーかつお【鰹】
日本料理において鰹は特別な存在であり、その歴史は日本書紀にまで遡ります。鰹のなますは日本の文献に登場する最初の料理として記録されています。鰹は日本の生食文化を語る上でとても重要な魚です。 鰹はおもに太平洋側に生息し、インドネシア付近で誕生... -
日本には様々な竹の子がある
春の料理といえば竹の子とわかめを合わせた若竹煮。竹の子の香りを楽しめる美味しい春の料理です。 今、私たちが食べている竹の子は、実は江戸時代になって広がったのは知っていますか? 今回は、知っているようで知らない、春の味の代表である竹の子の話... -
見るだけではない、食べて楽しむ桜
桜は、日本人がこよなく愛する花です。 桜の季節になると、心がはずむような、そんな気持ちになります。 私たちは、その大好きな桜を、目で愛でるだけでなく、食すことで、その香りまで味わってきました。今回は、そんな桜の楽しみ方について書きました。 ... -
4月ーきのめ【木の芽】
木の芽は山椒の新芽で、春を代表する香りの一つです。春から初夏にかけて、お椀や煮物などに飾る「吸い口」として主に使います。柑橘の皮のような爽やかな香りの中に、ピリッとしたスパイシーさがあります。 山椒の芽には、「地芽」といわれる、木の芽より... -
簡単においしい和食を作るために:だしの基本
「ちゃんとした和食を、簡単に、そして美味しくつくりたい。」 そう考えたことはありますか? そんな方に、おすすめの方法が一つあります。 それは、まず「だし」をひくことです。 「だしって、なんだか難しいものだよね。」そう思っている方もいるかもし...
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